【2025年】スウェーデンの治安は良い?在住しての実感

一般的には治安が良いとされる北欧諸国。

実際にスウェーデンに住んでみると治安が良く非常に安心して過ごせます。

実生活において怖い経験をしたり、周りの人が危険な目に遭ったという話は今の所聞いていません。

一方で、2023年に起こったコーラン焼却事件により、スウェーデンのテロ脅威レベルが引き上げられ、治安が一気に悪くなった印象を持った方も多いと思います。

2025年9月時点で治安はどのような状態なのか、実際に暮らしている人間としての所感を紹介します。

テロの脅威

スウェーデンで広まっていたコーラン焼却集会に反発する形で、スウェーデンは過激派イスラム組織の標的となり2023年8月にテロ脅威レベルが5段階中の4段階目(高い脅威)に引き上げられました。

国内におけるテロ攻撃はなく、脅威が沈静化したことを受けてスウェーデン政府は2025年5月に3段階目(増大した脅威)に引き下げました。

引き下げられたからといって脅威が完全に消え去ったわけではないので、このようなリスクはどこにいても常に頭に入れておきたいですね。

常に訪ねる国や地域の情報を確認して、回避可能なリスクは避けましょう。

こちらの外務省 海外安全ホームページではその時の危険情報などが確認できます。

また、ヨーロッパ諸国にとってロシアの動きは常に高い警戒感をもつ必要があります。

スウェーデンは地理的にかなり近いこともあり、ウクライナ侵攻が始まった時に国民に対して万が一の時に生活を守れる準備するように呼びかけています。

実生活における治安

では実際に生活をする上ではどうでしょうか。

冒頭でも述べた通り、治安はかなり良いと感じています。

  • 電車でいびきをかいて寝ている人を見かける
  • カフェの席取りに自分のバッグを置いていく人がいる
  • 満員の地下鉄で、多くの人があまり警戒感無くイヤホンをつけながらスマホをいじっている
  • 路上にタバコの吸い殻などのゴミが非常に少ない

本当に大丈夫?ってこちらが思うくらい、普段の生活においては平和しか感じません。

私自身、帰りが遅くなり夜道を歩くこともありますが、その時に危険を感じるようなことはまだありません。

そんなスウェーデンでも、ギャング同士の抗争が起こっており度々ニュースになります。

基本的にはギャング間でしか事件は起こりませんが、稀に一般人が間違えられて被害に遭うというケースもあります。

このような地域には近寄らないことが重要です。

こちらのサイトではこのような事件に対して脆弱な地域(Utsatta områden)などがまとめられています。

脆弱な地域は観光地からは遠いので、そもそも近寄ることはないと考えられますが、念のために確認しておけるとリスクを回避できるでしょう。

同様に、スリや置き引きももちろん発生する可能性があります。

人の集まりやすい観光地ではこのような犯罪に特に注意しましょう。

  • 高価なアクセサリーやバッグは持ち歩かない
  • 手荷物には常に一定の注意を払う
  • 夜間はできるだけ人通りの多い大通りを歩く
  • 怪しい場所や集会には近づかない
  • 事前に現地情報を確認しておく

いずれも海外旅行をする際に気を付けるべきことですね。

スウェーデンは海外旅行初心者の方にもおすすめしたいくらい本当に平和な国です。

事前の情報確認とリスクを下げるように少し注意を払うだけで十分だと感じています。

旅行や移住をお考えの方はぜひ紹介したサイトなどをチェックしてみてください。

外務省 海外安全ホームページ
脆弱な地域マップ

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