海外旅行が好きな人や移住をしている人にとっては避けられない日本円と現地通貨の両替。
それを低い手数料でサポートしてくれるのがWiseとRevolutです。
似ているように見えますが、違う点もたくさんあり使い分けが重要です。
本記事ではそんな違いを徹底比較し、それぞれのサービスの使い所を紹介します!
Wise(ワイズ)とは?グローバルなお金の“モビリティ”を提供するフィンテック
Wiseの情報はこちらのホームページを参考にしています。
Wise は、2011年ロンドンで設立されたフィンテック企業で、もともとは「TransferWise」という名称でした。
設立時のミッションは「国際送金を安く、公正に、シンプルにする」こと。
現在は「多通貨アカウント」「国際送金」「為替変換」「カード利用」などを一体化したサービスを展開し、世界70 以上の国や地域で利用可能です。
アプリやブラウザからオンラインで完結でき、銀行のような支店窓口を持たず“デジタルネイティブ”なユーザー向けに使いやすく設計されています。
アカウント開設のための費用は無料です。
多通貨アカウント
Wise のアカウントでは、40~50以上の通貨を「保有」「交換」「管理」できます。
例えば、ドル・ユーロ・円・英ポンドなどを一つのアカウントで持ち、
それらを必要に応じて両替して支出・送金するという使い方が可能です。
国際送金・為替変換
Wiseの大きな強みがこちら。
為替時には「ミッドマーケットレート(銀行間レート)」が適用され、
通常の銀行やクレジットカード会社で課される大きなマークアップ(上乗せ料金)がありません。
また、手数料は明示・透明で、「どれだけかかるか」が事前にわかります。
送金スピードも高速で、「多数のルートで即時または1営業日以内に完了する」例もあります。
カード利用・支出管理
Wiseでは多通貨カード(「Wiseマルチカレンシーカード」)を発行可能で、
海外旅行や外国通貨での支出に活用できます。
為替時にはやはりミッドマーケットレートが適用されるという点が安心材料。
さらに、アプリ内で残高・支出・送金状況を見やすく管理できるため、
複数通貨を使うライフスタイルには特に有効です。
Revolutとは?超便利な“お金のスーパースター”アプリ
Revolutの情報はこちらを参考にしています。
Revolutは、2015年にロンドンで設立されたイギリス発のネオバンク(デジタル銀行)です。
2025年時点で世界48か国以上に展開し、6,000万人超の個人ユーザーを抱えています。
2024年にはUKで銀行ライセンスを取得し、本格的に伝統的な銀行との競争にも参入。さらに2024年時点で企業価値は約450億ドルに達し、欧州最大規模の非上場フィンテック企業となっています。
プランにより料金はかかりますが、基本は無料のスタンダードプランで事足りるでしょう。
多通貨対応・国際送金
- 複数通貨での取引・保有:アプリ内で25〜30以上の通貨を管理でき、120を超える通貨での支払いやATM出金に対応
- お得な為替レート:平日は銀行間レートを採用。週末や非市場時間帯には、一部プランで割増マークアップが発生します
- スムーズな送金機能:30以上の通貨に対応し、1〜2営業日で送金完了。Revolut間なら即時反映も可能です
為替レートはRevolutが指定するレートとなりますが、ほとんど市場のレートと同じです。
さらに条件*を満たせば両替手数料も無料になり、かなりお得に外貨を手に入れることができます。
*上限額(スタンダードプランでは300,000円/月)まで、平日の昼間に両替を行えば無料となる
カード利用・支出管理
Revolutでのデビットカードの発行は可能です。(物理カード・バーチャルカード共に可)
オンラインでの海外への支払いや国外での支払いに使用可能です。
現地通貨がアカウントに入金されていれば自動でその通貨での支払いになりとても便利です。
残高はアプリで確認できる上、残高が少なくなってきたら通知で伝えてくれます。
豊富な他サービス
株・仮想通貨などの取り扱い
- 米国株の取引やETF、商品(金など)、仮想通貨(BTC, ETH, LTC, XRPなど)にも対応。ただし、日本収益圏では利用不可や制限あり
- 仮想通貨はRevolut内でのみ売買・交換可能で、外部ウォレットとのやり取りは基本不可です
貯金・保険やライフスタイル特典
- 自動貯蓄(Vaults)、節約丸め機能、支出分析や予算設定などの“スマートマネージャー”機能を備えています
- 高額ATM引き出し、旅行保険、ホテル10%キャッシュバックなど、プレミアムプラン限定の特典も
WiseとRevolutを比較
どちらも海外送金・外貨両替を安くできる上に、デビットカードで外貨での支払いに使えるという点で
非常によく似ています。
ではどちらを選ぶべきなのでしょうか?
口座への給与支払い
Revolutでアカウント開設したらヨーロッパの口座番号が与えらえます。
この口座情報で振り込み可能である場合は給料の受け取りが可能となります。
日本から日本円を受け取りたい場合は海外送金扱いになるので、
対応してくれるかは会社次第となるでしょう。
一方Wiseではアメリカ、イギリス、ヨーロッパ(ユーロ)、カナダ、シンガポールなど
複数国の地元銀行の口座情報が与えられます。
例えば、日本にいながらアメリカ企業で働き、
給与をWiseの口座に振り込んでもらうということが可能です。
それをWise内で外貨両替をして、日本円として日本で使用するとかなりお得ですね。
残念ながら、日本国内銀行の口座情報は与えられないので
Revolutと同様にSWIFTを使った海外送金扱いとなってしまいます。
両替・送金にかかるお金
Revolutではスタンダード・プレミアム・メタル会員があり、
スタンダード会員のみ無料でアカウントを持てます。
Wiseもアカウントは無料なので、Revolutのスタンダード会員とWiseで比較していきましょう。
アカウントへのチャージ手数料
| Wise | Revolut(スタンダード) |
| 銀行振込なら無料 | 日本国内で発行された Mastercard (デビット・クレジット) Visa(デビット) または 銀行振込 であれば無料 |
Wiseであれば、どこの国からでも銀行振込なら無料となります。
デビットカードやクレジットカードはからのチャージは有料です。
一方Revolutは国内で発行されたMastercardのデビット・クレジットカードも無料となり
より便利にチャージできますね。
ただし、カードでも銀行でも日本国内のもののみ無料で海外のものはすべて有料となります。
外貨への両替
| Wise | Revolut(スタンダード) |
| 一度で最大1億5000万円まで送金可能。 常にミッドマーケットレートを使用し 0.4-0.6%程度の手数料がかかる。 | 300,000円/月まで、 平日の為替市場が開いている時間であれば無料。 (それ以外では1%) 為替レートは独自のものを使用するが 実際のミッドマーケットレートとほぼ同じ |
時間や上限金額が限られていますが、Revolutでは無料で外貨への両替ができます。
うまく使いこなすことができればかなりお得です。
2025年11月7日時点でのRevolutでの両替レートはこのようになっています。

この時の実際のレートは1円=0.00565EURと、ほぼ同じあることがわかりました。
一方Wiseは時間帯や上限金額による変動はありませんが、常に手数料がかかります。
とはいえ0.4-0.7%程度とかなり低いレートになっていてこちらもかなりお得です。
例えば、10万円をユーロに替えるときの両替手数料はおよそ0.64%となっています。
こちらは2025年11月7日に確認した時のものです。

上記の二つを確認して分かる通り、手数料のかからない条件を満たせば
Revolutの方が10万円あたり1.5ユーロほど多く手に入るということですね。
海外送金
Revolutでは海外送金手数料も無料!と宣伝しています。
確かに、Revolut内での手数料は無料のようで、上記の両替後の金額が送られるとされていますが、
送金先の中経銀行などでは別途手数料がかかってしまい最終的にはいくらかの手数料が引かれます。
送金前にどれくらいの手数料がかかるのか、最終的にいくらが送金先に届くのかというのが
Revolut側にも不明瞭で、プランが立てにくいのが実情です。
一方Wiseでも手数料はかかるものの、すべてのコストが明確で
最終的にいくら送金先に届くのが事前にわかります。
こちらも2025年11月7日に確認したものです。

両替+海外送金でトータル0.88%かかるということが分かり、実際にこの金額が手元に入ってきます。
具体的な計算は分かりませんが、仮に上記の両替手数料+送金手数料という形であれば
送金手数料はわずか0.2%ほどということになりますね。
さらにWiseでは金額が高額になるほど手数料の割合を安くするという設計になってます。
Wiseで送金する場合は小分けにするよりも一括で送る方がより手数料が抑えられますね。
その他サービス
Revolutでは両替や送金以外に保険や投資のサービスなど幅広く行なっています。
投資については株式はもちろん、金や仮想通貨への投資も可能となっています。
また、アプリを通じたショッピングやeSIMサービスなど幅広いサービスを展開しています。
これらはWiseには無いサービスですね。
Wise / Revolutの使い分け
ここまで紹介したように、WiseとRevolutではそれぞれ強みがあります。
私自身もそうしているのですが、両方を状況に応じて使い分けるのが一番ですね。
これまで紹介してきた強みをもとに、どのように使い分けるべきかをまとめました。
Wiseが適した場面
Revolutが適した場面
私自身は旅行先やホテルの予約などでユーロが必要になった時に都度Revolutで両替をし
それなりの金額の国際送金をしたいときはWise活用するという形にしています。
どちらも非常に活躍していて、海外生活になくてはならない存在ですね。
ぜひ両サービスを有効活用して海外生活・旅行・海外サービスをお得に活用しましょう!


コメント