夏は涼しく快適ですが、冬の寒さが厳しい北欧諸国。
寒さはもちろん辛いのですが、暗さも人々の気持ちを落ち込ませます。
しかし、現地の人たちはこの時期を「楽しむ時間」として過ごしています。
日本よりも寒くて暗いスウェーデンの冬をどのように乗り越えているのか。
スウェーデンの人たちの冬の過ごし方とメンタルケアについて紹介します。
スウェーデンの冬は日照時間がわずか数時間
スウェーデンは高緯度に位置する国なので夏と冬の日照時間の差が日本よりも激しいです。
ストックホルムの日照時間は夏至には約18時間なのに対して、冬至になると約6時間です。
12月や1月は9時頃に日の出があり、15時頃には日の入りということになります。
また、日が出ている時間帯でも日は高く上がらず、
常に朝方か夕方のようなオレンジ色っぽい日光を浴びることになります。
外の気温は基本的に最高気温でもマイナスで、とても寒く乾燥した冬となります。
こちらはストックホルムと東京の日の長さを比較したものです。
ストックホルムでは夏と冬で日の長さが極端に変わることが分かります。

スウェーデンの北部になるとこの差がもっと大きくなります。
北極圏では冬には日が全く上がらない極夜というものを体験できます。
暗い冬を明るく乗り越える工夫
このような寒く厳しい冬を乗り越えるためにやはり室内での楽しみが欠かせません。
外が極寒なので家の防寒はかなりしっかりしています。
実際のところ室内だけで比べると、日本よりもスウェーデンの家の方が温かいです。
セントラルヒーティングで部屋全体が温かく保たれていたり、
窓も二重になっていることにより熱が逃げにくくなっていたりなど
スウェーデンの家は冬でも温かくかなり快適です。
室内で過ごす時間を快適にするために家具や照明にこだわっているお家が多いです。
キャンドルを灯して暗さを楽しむのもいいですね。
家族や友人とコーヒーを飲みながらゆったりと過ごすFikaはやはり欠かすことのできない時間です。
友人と好きな飲み物やお菓子を持ち寄りながら会話を楽しんでゆったり過ごすのが
暗く寒い冬を乗り越えるために一番大切な時間です。
冬のアクティビティ
もちろん、冬だからこそできる室外のアクティビティもたくさんあります。
日本でも人気なスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツはスウェーデンでも人気です。
また気温が十分に下がると、凍った湖上でアイススケートを楽しむことも可能です。

この写真の様に湖が一面凍り、人が立っても大丈夫です!
氷の厚さが十分か確認できると、スケートをしても大丈夫なように平らに均してくれます。
この準備ができていることを確認したらスケート靴を持って湖にGo!
誰でも無料で天然のアイスリンクでスケートを楽しめちゃいます!
私も実際に試しましたが、屋外の広いアイスリンクでどこまでも滑るというのは
かなり開放的でとても気持ちよかったです。
雪が積もると、子どもたちが大きめの坂に集まって
みんなでそり滑りを楽しんでいるところもたくさん見かけることができます。
メンタルケアの工夫
すでに紹介した通り、スウェーデンでは冬の日照時間がとても短く
日が出ている時間も日が低いです。
上でアップした写真は12月後半の午前11時頃の写真となります。
冬至頃になるとこれが一番日の高い状態で、ここから沈んでいくことになります。
日本の冬とはかなり状況が変わりますね。
そのため、スウェーデンでは日照不足による冬季うつへの意識が高いです。
市販されているライトボックスや目覚ましライト等を
毎朝使って体内時計の乱れを補うということが一般的に行われています。
科学的研究によると、2,500ルクスの光療法ランプは幸福感を高め
集中力を高めることが示されています。
冬季うつ病の場合は、最大10,000ルクスの明るさが推奨されているようです。
実際のところ、7時になっても文字通り真っ暗で、その中起きるのはけっこうしんどいです。
そこで私も目覚ましライトを購入したところ、比較的すっきりと朝起きれるようになりました!
また、日が出ている時間には外に出て散歩をすることも欠かせません。
寒いのでできるだけ家に引きこもっていたいと思う反面、
晴れて日が出てると外に出たくなるものです。
防寒をしっかりして日光浴がてらに散歩を楽しむ人がたくさんいます。
晴れてなくても、気温がマイナス5度でも、
明るいなら積極的に外に出たいと思うようになりましたね笑
また、日光浴不足によりビタミンDも不足しがちなので
ビタミン剤を摂取して補う人がほとんどです。
小さな子ども向けにビタミンDオイルも支給されるので、
スウェーデンでは生まれてからすぐにビタミンDを与えはじめます。
まとめ
以上、スウェーデンの冬の過ごし方についてまとめました!
移住前は厳しい寒さのことしか考えていませんでしたが、
高緯度特有の日の短さの方が実際には厳しく、対策が欠かせないことを痛感しました。
しかし、冬にはクリスマスがあったり、ニューイヤーがあったり、ウィンタースポーツを楽しめたり、
いろんな楽しみがあります。
それこそ、雪が降った後の一面の雪景色は美しく、それ自体も楽しみになりますね。
かわいい雪だるまもたくさん見つかります。

冬にスウェーデンを訪れる際は厚い上着を忘れずに!


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