スウェーデンは子どももよく休む?子どもたちの休暇まとめ

海外生活

スウェーデンの義務教育(Grundskola)と高校(Gymnasieskolan)では
年間を通じて複数の休暇(lov)があり、春・夏・秋・冬それぞれの季節ごとに
子ども達はまとまった休みをとります。

これらの休暇は単に遊ぶためだけでなく、スポーツや文化に触れて、
それを学びに繋げる大切な時間です。

義務教育と高校については下記記事でまとめているので参考にどうぞ。

本記事では、特に子ども達に特有の休暇を中心に取り上げていきます。

クリスマスやイースターなど、大人達と同じタイミングでの休みももちろんありますが、
それ以外にも秋休みやスポーツ休暇といった子ども達だけの休みもあります。

大人の一般的な休暇についてはこちらにまとめていますので、参考にどうぞ。

それらの時期と過ごし方、また親が休暇を取れない時の対処法についてもまとめていますので
子どもと一緒にスウェーデンへ移住を予定中の人や、スウェーデンの休暇について興味のある人は
本記事を参考に年間計画を立ててください!

スウェーデンの年間スケジュール

スウェーデンや欧州諸国では学校は秋学期から始まります。

スウェーデンでは8月の後半ごろに始まり、6月に学年終わりとなります。

全体の流れとしては

  • 秋学期:8月後半 – 12月半ば
  • 春学期:1月はじめ – 6月初旬

この流れにそって主な休みを紹介していきます。

自治体によって休みが下記のとおりではないこともあることに留意してください。

Höstlov(秋休み)

多くの自治体で第44週目(10月末- 11月はじめ)に1週間のHöstlov(秋休み)があります。

秋の爽やかな気候により、室内・室外両方の活動が魅力的な時期なので、
これらを楽しむ人が多いです。

また、ハロウィンが重なることがほとんどなので、ハロウィンパーティも楽しみます。

室内アクティビティ:読書、博物館、科学館、映画鑑賞、お菓子作り、ゲーム等
室外アクティビティ:ハイキング、キノコ狩り、サイクリング、紅葉、スポーツ

秋は文化やスポーツを楽しむ良い季節というのは日本と同じですね。

もちろん、スウェーデンでも紅葉は楽しめます。

Jullov(クリスマス休暇)

Jullov(クリスマス休暇)12月中旬から1月初旬の2 – 3週間の休みです。

多くの場合、クリスマスの前の週くらいに始まり、1月6日の祝日あたりまでが休みとなり
日本の冬休みと同様にクリスマスや新年を楽しみます。

このクリスマス休暇が秋学期と春学期の境目となっています。

Sportlov(スポーツ休暇)

Sportlov(スポーツ休暇)は2月ごろ(第8 – 10 週あたり)に設定されている1週間の休みです。

休みの時期は自治体ごとに異なります。

この休暇はウィンタースポーツ、特にスキーを楽しむ時間として位置付けられています。

Sportlov = 家族でゲレンデに行ってスキーを楽しむ
と言えるくらいこの休暇とスキーは密接に繋がっているようです。

Påsklov(イースター休暇)

Påsklov(イースター休暇)ではキリスト教のイースターに合わせて1週間程度の休みがあります。

この休暇もカレンダーによって変わりますが、3月下旬 – 4月中旬の間となります。

日本でも馴染みとなっているイースターで、エッグハントやイースターの飾り付けを楽しんだり、
家族でスウェーデンの伝統料理を囲んで一緒に過ごします。

Sommarsemester(夏休み)

Sommarsemester(夏休み)は1年の中で最も長い休みで約10週間あります。

春学期が終わった6月半ばから8月半ばまであり、夏を存分に楽しめます。

親もこの時期は仕事を休み数週間の休暇を取れるので、
家族みんなで過ごせる時間が長く取れます。

湖や森、海のそばにあるStuga(サマーハウス)でゆっくり過ごすというがスウェーデンの定番。

自然の中でゆっくり過ごすことに価値を置くのがスウェーデン流の考え方。

釣り、ベリー摘み、ハイキング、バーベキュー、湖・海で泳ぐなどをして自然を楽しみます。

もちろん、国内・海外旅行も定番の一つ。

特に海を楽しめる場所が人気で、地中海周辺の国などにいって長期でゆっくりと過ごします。

一番長い休みなのでいろんな楽しみがありますね!

子どもの休暇に大人はどう対応する?

ここまで子どもの休暇についてまとめてきましたが合計で年間14-15週間ほどあります。

それに対して大人が取れる休暇は5-6週間ほど。

クリスマスやイースターは祝日もあり親が有給休暇を取得する日数は少なく済みますが、
10週間にも及ぶ長い夏休みをカバーするには全く足りません。

両親が共働きで必ずしも休めるわけでは無いという前提で制度が作られています。

様々な対処法があるのでそちらを紹介していきます。

Fritidshem(学童)

日本でも学童がある様に、スウェーデンでも似た様な制度があり、Fritidshemと呼ばれます。

6歳から13歳までの子どもが対象となっており、学校の前や放課後、そして休暇中に利用可能です。

どちらも親も就労中、もしくは就学中である場合は利用可能であり、
自治体は対象の子ども達にこの学童を提供する義務があります。

自治体や所得により費用は異なります。

基本的には学校と同じ敷地内かそのそばに併設されており、
学校教育制度の一部として位置付けられています。

そのため、勤務しているのは有資格の教員です。

また、このFridtidshemは児童を預かるだけでなく子どもの”遊び”を重視した活動も提供してくれます。

遊びを通じて、楽しみながら社会性や創造性を育むのを助けてくれます。

もちろん公教育の一部ですので学校教育の補完もしてくれます。

民間のクラブ主催のプログラム

休暇の時期には民間の団体やスポーツクラブなどが開催する数日間のプログラムもあります。

デイキャンプやスポーツイベントなど、外でのアクティビティがメインの日帰りのものが多いです。

民間のものなのでほとんどが有料ですが、子どもを預けることのできる受け皿として
国内で広く機能しています。

祖父母や友人のサポートなど

祖父母が近くに住んでいてしばらく預かってくれるなどのサポートもやはり一般的なようです。

我々のような外国人の場合は数週間滞在してくれるというケースも。

やはりどこの国でも祖父母によるサポートは非常に助かりますね。

また友人家族と交代で、お互いに子どもを預かるなどをしてサポートし合うというのも。

また、夏は全体的に仕事のペースがゆっくりになるので、
部分的に在宅勤務を行ったり、一時的に時短勤務に切り替えたりするということも柔軟に行われます。

会社側も子どもの休み事情についてはよく理解しているので、柔軟に対応してくれます。

基本的にスウェーデンでは労働時間や場所に対してフレキシブルな傾向にあるので
このような時にも気軽に相談しやすいですね。

まとめ

以上、スウェーデンの子ども達の休暇事情について紹介しました。

秋休みやスポーツ休暇といった子ども特有の休みがあり、
スウェーデンの子どもは1年で14-15週間も休みがあるということでした。

その休みのほとんどが1週間以上の休暇となることから、
子どものうちから長期でゆっくり休むということが標準になっているのですね。

その代わりに日本の様な3連休はかなり少なめとなっています。

そのため子ども達の休暇中に親をどの様にサポートするのかということが、
制度としてしっかり考慮されていますね。

このようなのびのびとした休暇を子どものころから学んでいるからこそ、
スウェーデンでは長い休暇でしっかりとリフレッシュをするということに重きを置いているんですね。

参考
Skolverket

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