海外在住や海外旅行などで必ず発生する外貨での支払い。
スウェーデンや北欧諸国のほとんどではユーロではなくスウェーデンクローナなどの自国通貨を使用しているため、ヨーロッパ旅行のためには毎回外貨への両替が必要となっています。
そんな中で活躍しているのがRevolutというアプリです。
私自信2年以上お世話になっています。
今回はそんなRevolutについての紹介と、実際にどのように使っているかを紹介していきます。
Revolutはこのような人におすすめです！
Revolutとは？—超便利な“お金のスーパースター”アプリ
Revolutは、2015年にロンドンで設立されたイギリス発のネオバンク（デジタル銀行）で、Nikolay Storonsky氏とVlad Yatsenko氏が創業しました。
2025年時点で世界48か国以上に展開し、6,000万人超の個人ユーザーを抱えています。
2024年にはUKで銀行ライセンスを取得し、本格的に伝統的な銀行との競争にも参入。さらに2024年時点で企業価値は約450億ドルに達し、欧州最大規模の非上場フィンテック企業となっています。
主な機能：Revolutでできること
多通貨対応・国際送金
- 複数通貨での取引・保有：アプリ内で25〜30以上の通貨を管理でき、120を超える通貨での支払いやATM出金に対応
- お得な為替レート：平日は銀行間レートを採用。週末や非市場時間帯には、一部プランで割増マークアップが発生します
- スムーズな送金機能：30以上の通貨に対応し、1〜2営業日で送金完了。Revolut間なら即時反映も可能です
[対応通貨]
AED、AFN、ALL、AMD、ANG、AOA、ARS、AUD、AWG、AZN、BAM、BBD、BDT、BGN、BHD、BIF、BMD、BND、BOB、BRL、BSD、BWP、BZD、CAD、CDF、CHF、CLP、CNY、COP、CRC、CVE、CZK、DJF、DKK、DOP、DZD、EGP、ERN、ETB、EUR、FJD、FKP、GBP、GEL、GGP、GHS、GIP、GMD、GNF、GTQ、GYD
HKD、HNL、HTG、HUF、IDR、ILS、IMP、INR、IQD、ISK、JEP、JMD、JOD、JPY、KES、KGS、KHR、KMF、KRW、KWD、KYD、KZT、LAK、LBP、LKR、LSL、MAD、MDL、MGA、MKD、MMK、MNT、MOP、MRO、MUR、MVR、MWK、MXN、MYR、MZN、NAD、NGN、NIO、NOK、NPR、NZD
OMR, PAB, PEN, PGK, PHP, PKR, PLN, PYG, QAR, RON, RSD, RUB, RWF, SAR, SBD, SCR, SDG, SEK, SGD, SHP, SLE, SLL, SOS, SRD, SLL, SRD, SSP, STN, SVC, SZL, THB, TJS, TMT, TND, TOP, TRY, TTD, TWD, TZS, UAH, UGX, USD, UYU, UZS, VEF, VND, VUV, WST, XAF, XCD, XOF, XPF, YER, ZAR, XMW
投資・株・仮想通貨の取り扱い
- 米国株の取引やETF、商品（金など）、仮想通貨（BTC, ETH, LTC, XRPなど）にも対応。ただし、日本収益圏では利用不可や制限あり
- 仮想通貨はRevolut内でのみ売買・交換可能で、外部ウォレットとのやり取りは基本不可です
節約・保険・ライフスタイル特典
- 自動貯蓄（Vaults）、節約丸め機能、支出分析や予算設定などの“スマートマネージャー”機能を備えています
- 高額ATM引き出し、旅行保険、ホテル10%キャッシュバックなど、プレミアムプラン限定の特典も
他サービス（Wise, N26, Monzoなど）と比較したメリット・デメリット
メリット
- 為替・手数料がお得：特に海外利用での手数料が低く、Interbankレートによる両替が大きな魅力
- 多機能性：送金・多通貨管理・投資・保険・節約ツールが1つのアプリで完結
- 口座開設・利用セットアップが迅速：完全オンラインで数分〜数時間で完了
デメリット
- 顧客サポートに課題：チャットメインで対応が自動化されており、問い合わせの解決が遅れたり不十分なケースも多く報告されています
- 詐欺対策・不正対応に課題：UKではRevolut名義での詐欺被害が多く報告され、救済対応に不満を唱える声も多いです
- アプリに脆弱性の報告：他のネオバンクと比較してセキュリティ脆弱性の数が多いという研究結果もあります
- 高度な金融ニーズには不向き：オプション取引や高度な投資手法、現金ピックアップなどの柔軟性は他に劣ります
プランについて
ほとんどの方の場合はスタンダードプランを選べば事足ります。特に海外旅行時の支払いのみに使用するのであれば十分です。現地でカードが使えず、現金引き出しになる場合は少し心許ないくらいでしょう。
| プラン名 | スタンダード | プレミアム | メタル |
|---|---|---|---|
| 海外事務手数料 | 0% | 0% | 0% |
| 外貨両替無料枠 | 300,000円/月 | 無制限 | 無制限 |
| 週末の両替に対する手数料 | 1% | 無料 | 無料 |
| 海外ATMの無料引き出し枠 | 25,000円/月 | 50,000円/月 | 100,000円/月 |
| デビットカードの発行 | 無料 (*送料500円) | 無料 | 無料 |
| バーチャルカードの利用 | 可 | 可 | 可 |
| 海外送金手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
海外送金はせずに、自分で両替をして海外もしくは海外サイトでの支払いをする場合においてはRevolutが圧倒的に安い。海外送金の場合はRevolutからの手数料は無料とされていますが、中間銀行手数料なるものが発生する可能性もあるので用チェックとなります。
何よりどのプランにおいても、デビットカードが無料(スタンダードプランではカードの送料500円が必要)で発行できたり、使い捨てのバーチャルカードの発行が無料であることはかなり魅力的です。旅行の際にはとても重宝します。
カードについて
Revolutではクレジットカードではなく、デビットカードを使用します。必要なお金を自分の銀行口座や*クレジットカードなどから入金することで、Revolutカードで両替や支払いをすることができます。
*クレジットカードでの入金時には手数料がかかる場合があるので注意してください。
セキュリティについての脆弱性が報告されているので、必要な分を都度入金してリスクを抑えるようにしています。
物理カードの発行にはアカウントを作成してからおよそ1週間かかります。
アカウントに必要なものとしては
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカード)
- スマートフォン
- 18歳以上であること
- チャージする用のお金が銀行口座にあること(スタンダードプランの場合は最低でも送料)
何も特別なものは必要ありませんが、スマートフォンは必須です。アカウントの作成からカード発行手続きまで全てアプリ上で行います。下記公式サイトの「アカウント作成」から簡単に行えます。
本人確認やアカウントへの入金が終わるとカード発行をしたいか聞かれるので、そこで発行するだけです。
いずれ使うので、このタイミングである程度入金しちゃいましょう！
また、この際にカードのデザインも選択できます。デザインによって特典などがあるわけではないので、無料のスタンダードデザインを選んじゃって問題ないです。
カードが届いたら有効化の手続きをします。これもアプリ上ですぐに終わります。これで準備OK
もちろん、バーチャルカードのみの使用も可能です。必要に応じて物理カードの発行をしてください。
実際に使用してみたレビュー
Revolutの使用を始めて2年以上経ちましたが、今のところは何の問題もなく大活躍してくれています。
主な目的としては、旅行中や出張中に必要なユーロでの支払いのための両替および支払いです。
少し工夫さえすれば、スタンダードプランだけでも1-2週間の旅行でも十分かなという印象ですね。私の場合はこのようにしています。
- 旅行の計画・航空券やホテルの支払いを1,2ヶ月前までに済ませて、旅行中の入金・両替時には無料枠をフル活用できるようにしておく
- 旅行中に大きな出費がありそうなら事前に入金・両替しておく or オンラインで事前に支払いができるなら済ませておく
- 上記のための外貨両替は必ず平日に行う
- 家族やパートナーがいる場合は支払いを分担する
何も難しいことは必要ありません。事前準備を怠らなければ何も問題はないでしょう。
また、Revolutでの外貨両替においては手数料が無く、今ネットで確認できる為替レートとほぼ同じレートでの交換が可能というのも大きなメリットです。
普通の両替サービスではほぼ必ず手数料が発生するものですが、Revolutではそれが発生しないのでこれは何にも変え難いメリットです。
資産運用やeSIMなどの機能は現在活用していませんが、メインの外貨両替だけでもRevolutを使うメリットは十分以上だという所感です。
しかし、高額の両替や国外への送金になると、Wiseなど他のサービスの方がメリットがある場合もありますので、目的によってサービスを使いまわしています。
Revolutはこのような人や場面におすすめです！
Revolutを上手く活用して、お得に外貨での支払いをしちゃいましょう！
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